膀胱炎のため当院を受診される方が多くいらっしゃいます。多剤耐性菌は大きな問題になります。
膀胱炎は閉経前では、性交渉の数日後に発症される事が多く大腸菌が最多です。通常大腸菌はどんな抗生剤でも治療が可能ですが、ニューキノロン耐性菌が10人に1人の割合で見つかります。膀胱炎を繰り返す原因は「性交渉の時、気をつける」「水分摂取」と言うだけでは解決につながりません。1.尿道周囲に菌の量が多すぎた場合2.尿道周囲の免疫力が下がった場合いづれか、あるいはどちらもと言う場合があります。
1.菌の量が多くなる場合として、性交渉前に菌が洗えていない。性交渉後、洗い流さず菌が残ってしまう場合と言うのは想像が容易だと思います。男性が原因場合もあるかも知れません。
2.尿道周囲の免疫力(防御力) こちらは少し難しいですが、陰部の環境の問題。閉経前だと腟炎(カンジダ、トリコモナス、ヘルペスなど)が合併し、尿道周囲の免疫(乳酸菌類が働かず、PHが下がらない)事があります。腟分泌物の培養と尿培養が同じという事もしばしばです。
感染した原因を整理し、膀胱炎を繰り返さない環境作りが大切だと思います。
