〜LSC:子宮を温存すると言う選択肢〜
ある方が当院に相談にいらしたのは、骨盤臓器脱の手術を受けるのに、腹腔鏡ではどちらの病院も子宮を取ると言われてしまうとの事でした。
米国の論文では骨盤臓器脱を治療する際に、結果が同じであれば、1.子宮切除を希望する2.子宮温存を希望する3.どちらでも良いの項目で調査した結果があります。
それぞれほぼ30%ずつの結果になり、子宮切除を好む外科医ならば、約60%の方が子宮切除の方針となり、子宮温存を好む外科医なら約60%が子宮温存になります。
いずれにせよ約30%の方は温存を希望されている以上、ご希望に沿った治療方針を取る必要があると考えます。
この方は亀田総合病院泌尿器科(女性泌尿器科部門)で子宮温存の手術を2泊3日で受けて頂き大変喜ばれていました。希望を受け止めてくれた事が嬉しかったとのことでした。
こちらは普通の医療を提供しているつもりでも、受け手の気持ちに寄り添っていたのだと感じます。
小さな声が少しでも届く医療界になる事を祈りたいものです。

