子宮筋腫の術後、尿管・膀胱・尿道損傷のため、再建手術を受けられた方です。子宮筋腫術後一時的に尿路損傷の修復術が行われましたが、尿道腟ろうのため亀田総合病院でMartius Flapを用いた修復術を行い持続的な尿失禁はなくなりました。しかし、尿道損傷の影響による内尿道口の開大は残存しており、歩行やちょっとした腹圧で尿漏れがあり、オムツが離せない状態でした。尿道括約筋の損傷もあることからスターフォーマーPro®や骨盤底リハビリテーションを行い徐々に改善傾向にありました。11月よりPRPと尿道を含めたインティマレーザー®照射を行い、1回目から改善効果があることをお話しされ、表情も明るくなって来られました。
PRPとレーザーの組み合わせは以下の点でとても合理的と感じています。
- PRPの利点:
- 修復再生因子: PRPには成長因子やサイトカインなどが豊富に含まれており、これらは組織の修復や再生を促進します。
- 組織固定因子: フィブリン等が含まれ、組織を固定し、損傷部分の安定性を向上させます。
- 栄養供給: 血漿が治癒に必要な栄養分を供給します。
- レーザー療法の利点:
- 組織修復: レーザーは組織に微細な損傷を与え、これによって自己治癒力を刺激し、組織修復を促進します。
- コラーゲン生成: レーザーはコラーゲンの生成を刺激し、組織の引き締めや強化に寄与します。
- 組み合わせの利点:
- 相乗効果: レーザーで組織を整えた後、PRPが修復因子として働くことで、相乗効果が期待されます。つまり、より迅速で効果的な組織改善が期待されます。
- 持続的な改善: PRPとレーザーの組み合わせによって、持続的な改善が見込まれます。
レーザーで微細な傷をつけ自己治癒力を利用し、さらにPRPの修復因子を付与することで相乗効果が期待でき、症状改善に結びつくのではと考えています。

Fotona社インティマレーザーTimeWalker®
男性女性問わず泌尿器科・女性泌尿器科・婦人科診療には欠かせない治療機器と感じます。
