前立腺全摘術と放射線療法を受けてから、約10年間——。
長い間、尿もれのためにパットやオムツの生活を続けてこられた患者さんがいらっしゃいました。
当院を受診されたきっかけは、低侵襲な治療(PRP注入療法やスターフォーマー)で改善の希望を持たれたことでした。
しかし、診察の結果、重症の尿失禁であることが分かり、人工尿道括約筋(AMS800)の手術をおすすめしました。
患者さんは、機械を身体に入れることへの不安や、手術に対する恐怖感から、決断までに時間を要されました。
それでも、勇気を出して手術を受けられた結果——
本日、「パットもオムツも、そして“ゴミ出し”からも解放された」と、満面の笑みでお話しくださいました。
その喜びの表情を見て、私たちスタッフも本当に嬉しくなりました。
「こんなに情報が少ないなんて知らなかった」とおっしゃっていました。
前立腺がんの治療後、長く尿もれで悩まれている方は決して少なくありません。
こうした情報が、同じ悩みを抱える方々に届き、希望のきっかけになればと願っています。

