右の下腹部痛の原因が分からなくて…。
「大腸や婦人科、泌尿器科、消化器内科、整形外科を受診したけれど原因が見つからない」という方は少なくありません。
やがてペインクリニックへ。そこで少し痛みが軽減しても、再び痛みが戻る。
「痛みの記憶」「過敏になっている」と言われ、心療内科や脳神経外科に回される…。
長年、膀胱痛症候群、間質性膀胱炎、慢性前立腺炎などの病名で治療されていることも・・・
このような“長い旅路”を経て、当院へたどり着く方が多くいらっしゃいます。
当院のブログを読んでくださっている方はもうお気づきかもしれません。
そう、「内閉鎖筋」です。
筋筋膜性骨盤疼痛症候群(MPPS)、そして放散痛や関連痛による下腹部痛です。

少しずつですが、骨盤底筋とリンクする下腹部痛や陰部痛について理解してくださる医療関係者も増えてきました。
当院で研修された先生方や、学会を通じて興味を持ってくださった先生が実際に診断をつけてくださっているのを拝見すると、本当に嬉しく思います。
もう少し、もう少しずつ、広めていかなければなりませんね。^ ^
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)は全身に起こる
整形外科の先生でMPSを知らない方はいないでしょう。
肩こりから頭痛・吐き気・めまいへと波及するのも筋筋膜性の痛みの一例です。
筋や筋膜がある限り、どこにでも起こりうるのがMPS。
たとえば「テニス肘」で手の先がしびれることがあるように、骨盤底筋でも関連痛が生じるのです。異常感覚、運動障害を伴う事も。
しかし、骨盤底筋の診察を行う診療科はこれまでほとんどありませんでした。
「骨盤底筋に病気はない」と思い込まれていたことが、診断が遅れる最大の要因です。
特に内閉鎖筋や尾骨筋は認識されにくく、陰部神経が接して走行するため、陰部神経領域の痛みや不快感を理解するのは難しかったのだと思います。私もこの疾患に気づくのが遅すぎたと反省しています。一旦メカニズムや解剖を紐解けば「ここ」と「ここ」が繋がってと言う風に病態が理解できてきます。
治療の基本はセルフケア
とはいえ、「どうやってケアすればいいの?」と悩む方が多いのも現実です。
「内閉鎖筋ですね」と言われて、パーソナルトレーナーや整体に行かれる方もいます(笑)。また、駄目でしたと帰って来られます。
当たり前ですが、痛みを取るトレーニングを受けてないからです。
当院ではまず3回の骨盤底リハビリテーション(理学療法)をお勧めしています。
勘の良い方はすぐにコツをつかまれます。
1️⃣ 日常生活で骨盤底筋への負担を見直す
2️⃣ 姿勢を整える
3️⃣ 筋膜リリースなど自分でできるようにする
この3つを身につければ、自分でコントロールできるようになり、“病院巡りの旅”は終わります。
それでも改善しない場合は↓
セルフケアだけで難しい場合
- ハイドロリリース
- スターフォーマー®
- 体外衝撃波治療
- ボトックス注射
などを組み合わせ、段階的に改善を図ります。
下腹部痛の原因は「内臓」だけではありません。
「筋・神経・骨盤底筋」の視点を持つことで、長年の痛みがやっと理解されることがあります。
悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。
📍日本橋骨盤底診療所
東京都中央区日本橋2-1-10 柳屋ビルディングB2
📞 03-6262-5389
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