― 当院スタッフの症例経過 ―
日々の診療のなかで、医療スタッフの手荒れは避けて通れない課題です。
頻回の手洗い・アルコール消毒・手袋装着などにより、皮膚のバリア機能が低下し、手荒れが重症化することもあります。
当院のスタッフの一人も、秋の乾燥時期と消毒負担が重なり、ひび割れと出血を伴う手荒れに悩まされていました。
皮膚科での治療が奏功せず、日常業務に支障を及ぼすほどの状態でした。
◆ 乳歯歯髄エクソソームを塗布
2025年10月27日、スタッフの手荒れに対し乳歯歯髄由来エクソソームを局所塗布しました。
エクソソームは、細胞間情報伝達を担う
- 抗炎症作用
- 組織再生の促進
- 血管新生サポート
- コラーゲン産生促進
などが報告されています。特に乳歯歯髄由来エクソソームは、若い細胞特性を有し、再生ポテンシャルが高い点が注目されています。
◆ 4日後の変化
10月31日、塗布から4日後、裂けていた皮膚の修復が進み、ひび割れや赤みが著明に改善しました。まだ完全ではありませんが、手洗いでの沁みる症状は解消されました。
触れた際の痛みも軽減し、スタッフ自身が驚くほどの変化でした。
✅ ひび割れの改善
✅ 赤み・炎症の軽減
✅ 皮膚の滑らかさの回復
医療現場の過酷な手環境でも、ここまで早く改善が見られたことは印象的でした。


◆ 考察
今回の症例は、エクソソームの抗炎症作用と組織再生促進作用が引き出された結果と考えられます。
あくまで症例観察ではありますが、皮膚バリア機能回復に寄与した可能性が示唆されます。
今後も症例を積み重ね、安全性・有効性を確認しながら、再生医療の臨床応用を探っていきたいと考えています。
◆ まとめ
- 医療者の手荒れは深刻な問題
- 乳歯歯髄エクソソーム塗布により、短期間で顕著な改善
- 抗炎症・再生作用が関与した可能性
- 今後も経過を蓄積し検証を継続
再生医療は“治しながら守る”時代へ。
当院では科学的根拠に基づき、患者さまに還元できる安全で新しい治療の可能性を模索し続けます。

#エクソソーム #手荒れ
