「膀胱炎を繰り返す」という症状で受診された方のケースです。
問診を丁寧にうかがうと、半年ほど前から
- 月経のたびに膀胱炎症状が出る
- 膀胱痛を伴う
という特徴がありました。
こうした経過は、子宮内膜症の膀胱への浸潤を疑わせます。
膀胱鏡で病変を確認
膀胱鏡検査で
膀胱粘膜下に浸潤する内膜症病変(膀胱内膜症)を確認しました。
その後のMRIでも
子宮腺筋症+膀胱内膜症と診断が確定しました。
膀胱内膜症とは?
子宮内膜症の病変が膀胱壁に入り込み炎症を起こす疾患です。
月経周期に合わせて症状が悪化し、以下のような症状が見られます。
- 月経時に悪化する頻尿・排尿痛
- 月経時の膀胱痛
- 血尿が出ることも
- 「膀胱炎と言われ続けて治らない」ことが多い
感染ではないため、抗生剤では改善しません。
膀胱内膜症の発症率
子宮内膜症全体は10人に1人とされますが、
そのうち膀胱に病変が及ぶのは約1%未満とされます。
さらに、
深部浸潤型子宮内膜症(DIE)の中でも膀胱病変は1–2%程度と言われており、
非常に稀な疾患です。
当院で今年2例目でした。
日本橋骨盤底診療所では、膀胱・骨盤底を専門的に診ることで、
こうした見逃されやすい病態に出会うこと多いと思います。
治療は
- ホルモン療法
- 膀胱部分切除(外科手術) など
早期診断により、膀胱機能と生活の質を守ることが大切です。
「繰り返す膀胱炎」には原因がある!
月経と症状がリンクする場合は
特に注意が必要です。
「尿検査は正常なのに膀胱が痛い」
「生理のたびに膀胱炎と言われ抗生剤を出されている」
そんな場合は、一度専門的な評価を受けていただきたいと思います。
🩵 日本橋骨盤底診療所(Nihonbashi Pelvic Floor Clinic)
東京都中央区日本橋2-1-10 柳屋ビルディングB2
📞 03-6262-5389
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