“なぜ漏れる?”に隠れた本当の原因
レーザー7回・スターフォーマー8回でも改善しなかった女性のケース
他院でレーザー治療を7回、スターフォーマーを8回受けても尿失禁が改善しないという女性が受診されました。
診察では、
レーザー治療により膣・尿道の粘膜はとても良い状態 スターフォーマーで骨盤底筋の収縮も十分
ここまでは治療効果がしっかり出ている状態でした。
それでも——
咳をすると「チョロッ」と漏れる。
これは何が起こっているのでしょうか?
原因は“尿道過可動性(hypermobility)”による尿もれ
結論から言えば、この方の尿失禁のメイン原因は
尿道の過可動(Urethral Hypermobility)
でした。
骨盤底筋が弱いわけでも、粘膜が弱いわけでもなく、
咳やくしゃみで腹圧がかかった瞬間に“尿道そのものが大きく動きすぎる”ために漏れるタイプです。
このタイプは、治療を間違えると改善しづらいのが特徴です。
なぜ、尿道が動くと漏れる?
腹圧が加わると尿道が押されてしまいます。
正常なら骨盤底筋群と支持組織(ハンモック)が尿道を守りますが、
支持が弱いと尿道が過度に動き、内圧バランスが崩れて漏れます。
咳と同時に骨盤底筋が収縮できていない理由は?
咳の瞬間の骨盤底筋収縮が遅れていること。
普段の単独収縮は良好でしたが、
咳・くしゃみなどの“瞬間的な腹圧”に対して間に合っていない状態でした。
これは“タイミングの問題”。

◆治療方針
まずは
腹圧がかかる瞬間に合わせて収縮させる
骨盤底リハビリテーションから開始しました。
専門的には「The Knack(ザ・ナック)」と呼びます。
骨盤底は“アーチ構造”で守る
腹圧がかかった瞬間、
骨盤底がアーチ状に構えることで尿道と膀胱の角度を整えて守ります。
https://ameblo.jp/urourohirokazu/entry-12946624095.html

咳 、くしゃみ 、重い物を持ち上げる 、小走り
などの“急激な圧”がかかっても漏れにくくなります。
レーザーで粘膜が改善され、
スターフォーマーで筋力が強化されても
アーチが瞬間的に機能しなければ、腹圧性尿失禁は治りにくいのです。
治療はひとつではない。アプローチを組み合わせる時代へ
腹圧性尿失禁(SUI)の治療は、
レーザー治療(粘膜改善)
磁器刺激(筋力強化)
リハビリ(協調・タイミング)
尿道スリング手術
など、患者さんの“原因”に合わせて選ぶ必要があります。
今回は、
原因=尿道過可動
課題=咳の瞬間の骨盤底筋協調性
という点を見極めた治療プランとなりました。
まとめ:治らない尿もれには必ず“理由”がある
レーザーが効かない…
スターフォーマーでも変わらない…
実はこうしたケースの多くは、
“原因選択のミスマッチ”が隠れています。
骨盤底の専門的な診察により、
正しい原因さえ分かれば、治療の道筋は必ず見えてきます。
日本橋骨盤底診療所(NPFC)では
- 尿道過可動性の精密評価
- 尿道、腟粘膜の評価
- 骨盤底筋の協調・タイミング評価
- リハビリ(Pelvic Floor Lab)
- レーザー
- スターフォーマー
- PRP
- 尿道スリング手術
幅広い選択肢を用意しています。
「治療したのに治らない…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
日本橋骨盤底診療所
予約
https://ssc5.doctorqube.com/npfclinic/
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