放射線性膀胱炎の治療は、かつて「止血」と「対症療法」が中心でした。
しかし近年は、「損傷した膀胱をどう再生させるか」という再生医療的な視点から、高気圧酸素療法(HBO)やヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸(HA/CS)療法が注目されています。
📚 比較研究の動向最近のレビューでは、HBOとHA/CSのいずれも血尿・症状改善に有効とされています。
2024年のYangらの解析では「両者で血尿改善効果はほぼ同等」と報告されており、今後は病期や症状に応じた使い分けが重要になると考えられています。
💬 治療選択の考え方
- 出血量が多い・膀胱壁の虚血が強い → HBO療法
- 頻尿・粘膜炎症・出血軽度 → HA/CS療法
両者を段階的に組み合わせることで再発予防にもつながる可能性があります。
🌈 まとめ
放射線治療による膀胱障害は、粘膜・血管・神経など多層的なダメージによるものです。
残念ながら、日本ではヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸は保険適応にはなっていません。
治療と治療の裏側にある合併症にも陽かりを当てていく事で、安心して医療を受けれるようになっていくと思います。
治療を「止血」だけで終わらせず、「膀胱機能の回復」まで見据えることが大切です。再生的アプローチによって、膀胱を守る未来を。
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