本日は、60代の女性で婦人科クリニックより、萎縮性腟炎でホルモン療法を受けられ、陰部の違和感が良くならない、膀胱炎を繰り返す症状で9月に受診されました。診察では、陰部のPH7.5、膀胱鏡で腫瘍や結石なし、その後尿道周囲粘膜と腟粘膜萎縮を確認。会陰超音波検査で尿道周囲膿瘍などがないことを確認。内診では右内閉鎖筋にトリガーポイント(圧痛)があり、『腟こり』(内閉鎖筋筋筋膜性疼痛症候群)です。ストレステストにて軽度の腹圧性尿失禁あり(骨盤底挙上がやや苦手)
治療のポイントは
1.GSM(閉経関連尿路性器症候群)
2.繰り返す膀胱炎
3.みぎ内閉鎖筋筋筋膜性疼痛症候群 (腟こり)
4.腹圧性尿失禁(SUI)
骨盤底リハビリテーションで骨盤の位置、姿勢、セルフケアなどを獲得していただき、GSMには陰部の乾燥を防ぐと同時にホルモンの局所投与、インティマレーザー®のGSMモードで治療を行いました。陰部の不快感の元となった腟こりはすぐに解消され、軽度の尿漏れもインティマレーザーと骨盤底リハビリテーションのコンビネーションが奏功しました。骨盤底リハビリテーションの有用性を実感していただき、次回も予約をされての帰宅となりました。内閉鎖筋についてスムースにご理解いただけたのが治療効果を挙げました。どこがweek pointでどこをどうやって治すのかが明確になると治療効果は上がります。
現在、GSM+腟こりやGSM+SUIの組み合わせが多く、GSM+SUI+腟こりが次に多いです。
適切な診断と最新の治療機器との組み合わせが、治療困難症例に対する醍醐味です。




