放射線治療を受けたあと、数年経ってから「血尿」「頻尿」「夜間に何度も起きる」などの症状に悩まされる方がいらっしゃいます。
これは放射線性膀胱炎(radiation cystitis)と呼ばれる状態で、骨盤部に放射線が照射されることによって膀胱にも影響が出てしまうことが原因です。
🔬 なぜ起きるのか?
放射線によって膀胱の粘膜や血管が損傷を受け、血流障害・虚血・線維化が起こります。
また、膀胱の表面を守っている「グリコサミノグリカン(GAG)層」という保護膜が破壊され、尿の刺激成分が直接神経や筋層に作用して炎症を引き起こします。
これにより、
- 血尿(時に大量出血)
- 頻尿・夜間頻尿
- 排尿時の痛み・不快感
などが生じるのです。
⚠️ 放射線治療直後ではなく、数年後に発症することが多い!
放射線性膀胱炎は「遅発性」に出ることがあり、治療終了後5〜10年してから症状が出る方が多いです。
このため、「年齢のせいかな」「膀胱炎を繰り返しているだけかも」と見過ごされることも少なくありません。
🔍 出血がある場合の注意
まず重要なのは「膀胱がんや尿路上皮がんの再発ではないか」を確認することです。
膀胱鏡や尿細胞診などの検査で原因を見極めた上で、出血の程度や膀胱機能を評価します。
放射線誘発性の膀胱がんと言うこともあり得ます。
💡 放置しないことが大切
膀胱が萎縮して容量が小さくなると、頻尿や残尿が悪化してしまうことがあります。
早い段階で膀胱の粘膜や血流を守る治療を行うことが、将来のQOL(生活の質)を保つポイントになります。
第2回は
💧第2回放射線性膀胱炎──ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸(HA/CS)注入療法とは?
📍日本橋骨盤底診療所(NPFC)
東京都中央区日本橋2-1-10 柳屋ビルディングB2
TEL:03-6262-5389
💻ご予約はこちら → https://ssc5.doctorqube.com/npfclinic/
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