再発した場合の治療と日帰り手術の可能性
膀胱がんは多発、再発しやすい病気です
膀胱がんは、泌尿器がんの中でも再発しやすい特徴を持つがんです。
膀胱がんの多くは、膀胱の粘膜から発生する
筋層非浸潤がん(表在性膀胱がん)であり、適切な治療を行えば膀胱を温存できることが多い病気です。
しかし、治療後も
数か月〜数年の間に再発 別の場所に新しい腫瘍が発生
することがあります。
そのため膀胱がんでは、治療後も定期的な膀胱鏡検査によるフォローアップが重要になります。
膀胱がんが再発する理由
膀胱がんが再発しやすい理由として、次のような特徴があります。
① 膀胱の粘膜全体に発生しやすい
膀胱がんは膀胱の粘膜全体に発生する可能性があるため、
一つの腫瘍を治療しても別の場所に新しい腫瘍ができることがあります。
② 微小腫瘍が残っている可能性
非常に小さな腫瘍は、検査時に見つけることが難しい場合があります。
③ 膀胱環境の影響
喫煙や慢性的な膀胱刺激などにより、膀胱粘膜が腫瘍を作りやすい状態になることがあります。
膀胱がん再発の頻度
膀胱がんの再発率は比較的高く、
筋層非浸潤がんでは
30〜70%程度
の患者さんで再発がみられると言われています。
ただし、再発しても多くの場合は早期の段階で発見できるため治療が可能です。
再発膀胱がんの治療
膀胱がんが再発した場合、腫瘍の大きさや数に応じて治療を行います。
主な治療には次のようなものがあります。
- TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)尿道から内視鏡を挿入し、電気メスで腫瘍を切除する手術です。一般的には入院手術として行われます。
- 膀胱内抗がん剤注入療法
- 膀胱内BCG注入療法
などを行うことがあります。
小さな再発腫瘍では日帰り治療が可能な場合があります
再発膀胱がんの中には
小さい腫瘍 表在性腫瘍
の場合、低侵襲な治療で対応できるケースがあります。
当院では、レーザーを用いた
TULA(経尿道的レーザー蒸散/切除)
を行っています。
TULA(レーザー膀胱腫瘍治療)
TULAはレーザーを用いて膀胱腫瘍を蒸散・凝固する治療方法です。
この治療の特徴は
出血が少ない 体への負担が少ない 短時間の手術 日帰り手術が可能な場合がある
という点です。
特に
小さな再発腫瘍 高齢の方 入院を避けたい方
などに適応となることがあります。
膀胱がんは早期発見が重要です
膀胱がんは再発しやすい病気ですが、
定期的な検査で早期に見つけることが重要です。
早期の段階であれば
低侵襲治療 日帰り治療
が可能な場合もあります。
膀胱がん治療後のフォローや、再発が心配な場合には
泌尿器科専門医への相談をおすすめします。

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