前回は、膀胱ではなく「骨盤底筋や筋膜」に原因がある頻尿=MUFS の存在についてご紹介しました。
今回は、その 診断と見分け方 について。
🔍 MUFSの臨床的特徴
MUFS は、膀胱そのものの過活動ではなく、骨盤底筋群や筋膜の緊張・弛緩障害 によって尿意が増すタイプの頻尿です。
主な特徴は次の通りです。
✅ 頻繁にトイレに行くが、尿量は少ない
✅ 尿意切迫や尿失禁は少ない
✅ 「残尿感」「排尿後もスッキリしない感覚」が強い
✅ 性交時痛・会陰部のこわばりを伴うことがある
✅ 検査では異常が見つからない
こうした所見は、OABやIC/BPSとは異なるパターンを示します。
💡 骨盤底の所見が鍵
診察では、骨盤底筋群の触診がポイントです。
- 筋肉が硬い(緊張亢進)
- 押すと痛い(圧痛・トリガーポイント)
- 排尿やリラックス時に弛緩できない
これらは MPPS(筋膜性骨盤底痛症候群)でも見られる特徴です。
つまり、MPPSが「痛み型」、MUFSが「頻尿型」。
まさに 姉妹関係 の疾患といえます。
MPPSの一つですね^ ^
疾患 症状 治療法
◯過活動膀胱 尿意切迫 薬剤治療など、
◯ICS/BPS 蓄尿時痛 膀胱水圧拡張など
◯MUFS 頻尿、残尿感 リハビリなど
次回は👉
「薬では治らない頻尿 ― 骨盤底リハビリで改善するMUFS」について。
💚第3回「薬では治らない頻尿 ― 骨盤底リハビリで改善する“MUFS”」
