「排尿後滴下(はいにょうごてきか)」とは
「トイレを済ませたのに、あとからポタポタ漏れる」
「下着が少し濡れる」
「尿漏れパッドを使うほどではないけれど気になる」
この症状、実はとても多いです。
これを
排尿後滴下(Post-Micturition Dribble:PMD)
と呼びます。
男性に多いイメージがありますが、女性でも起こります。
排尿後滴下とは?
排尿後、尿道の中に残った尿が、あとからポタポタと出てしまう状態です。
イメージとしては、
排尿前
膀胱に尿がたまっている状態

↓
排尿中
尿道が開き、尿が外へ流れている状態

↓
排尿後
膀胱は空になっているのに、尿道の中に尿が残っている

↓
立ち上がった時や歩いた時に、その残った尿が後から出てくる
これが「排尿後滴下」です。
男性で多い理由
男性は尿道が長く、カーブもあるため、尿が尿道内に残りやすい構造をしています。
特に、
- 前立腺肥大症
- 加齢による球海綿体筋の筋力低下
- 骨盤底筋の低下
- 尿道周囲筋の働き低下
などがあると、尿を最後まで押し出しにくくなります。
そのため、
「排尿は終わったと思ったのに、あとから漏れる」
という状態が起こります。
小さい頃、パンツに黄色いシミ作ってたの思い出してください。小さい頃は尿道が短く、気にならなかったのです^ ^
女性でも起こります
女性は尿道が短いため男性より少ないですが、決して珍しくありません。
特に、
- 骨盤底筋の低下
- 出産後
- 更年期以降
- GSM(閉経関連尿路性器症候群)
- 骨盤臓器脱
- 排尿時の姿勢
- 尿道周囲のゆるみ
などによって起こることがあります。
特に女性の場合は、女性ホルモンが少なくなると尿道内の粘膜が萎縮するため「尿がたまるスペースができてしまいます。」
- 「尿漏れだと思っていた」
- 「年齢のせいだと思っていた」
という方も少なくありません。
排尿後滴下と尿失禁の違い
排尿後滴下は、
「勝手に尿が漏れる」
というより、
尿道の中に残った尿が後から出てくる
状態です。
そのため、
- 咳やくしゃみで漏れる腹圧性尿失禁
- 急に我慢できなくなる切迫性尿失禁
とは少しメカニズムが異なります。
対策は?
まずは「尿道内に尿が残っている」ことを知ることが大切です。
対策としては、
- 排尿後すぐ立たず少し待つ
- 軽く骨盤を動かす
- 会陰部を軽く圧迫する
- 骨盤底筋トレーニング
- 排尿姿勢の見直し
- 便秘改善
- 前立腺肥大症の治療
などがありますが!
お勧めは?
ミルキング!
男性の場合肛門前から尿道を圧迫して尿道内の尿を絞り出すイメージです!
女性だと腟からおしっこの出口より少し奥を押して出します!
「年齢のせい」と諦めない
排尿後滴下は命に関わる病気ではありません。
しかし、
- 下着が汚れる
- 臭いが気になる
- 外出が不安
- 常に気になる
など、日常生活のストレスになる症状です。
「年齢のせい」と思われがちですが、改善できる場合も少なくありません。
気になる方は、ミルキングを試してダメなら一度ご相談ください。
日本橋骨盤底診療所

骨盤底筋、頻尿、尿漏れ、排尿障害、GSM(閉経関連尿路性器症候群)など、骨盤底機能を総合的に診療しています。
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