🔴【第3回】GSMとは何か?男性にも知って欲しい

閉経関連尿路性器症候群が、夫婦の夜を遠ざける理由

更年期を迎えると、

「痛くてできない」

「濡れない」

「性交後に膀胱炎になる」

など、今まで感じなかったトラブルが急に訪れることがあります。

その正体が

GSM(Genitourinary Syndrome of Menopause)

= 閉経関連尿路性器症候群

です。

これは“気のせい”でも“心の問題”でもなく、

閉経による身体の構造変化が引き起こす医学的な症候

🧬【1】GSMとは?

― 女性ホルモンのクライマックス後に訪れる“静かな変化”

閉経によってエストロゲンが低下すると、

腟・外陰部・尿道の粘膜が薄くなり、乾燥し、脆くなります。

これにより以下の症状が起こります:

🔻GSMの主な症状

性交痛(挿入時・摩擦時の痛み) 、腟の乾燥・灼熱感 、分泌量の低下 、かゆみ、腟炎の反復 、再発性膀胱炎 、頻尿・残尿感 、尿道のヒリつき 、におい、デリケートゾーンの不快感

特に性交痛は、

夫婦の夜の生活が途絶える最大原因 と言えます。

🩺【2】なぜ起こる?

― 腟のpHは「乳酸菌」で守られている!

若い頃の腟内は乳酸菌が豊富で、

pHは3,5~4.5の“弱酸性”を保っています。

しかし閉経によりエストロゲンが低下すると……

腟内や外陰部の潤いが低下、乾燥に弱い乳酸菌が減少 し、乳酸が作られなくなるため、腟pHが上昇(pH 6〜8) 、さらに腟内が“乾燥・無防備”になる 軽微な刺激でヒリつく 、腟炎、膀胱炎を繰り返しやすくなる

という悪循環が生じます。

当院の腟内内視鏡や腟健康指数で診断し

萎縮・発赤・粘膜の菲薄化が一目で分かります。

🌡【3】性交痛が起こるメカニズム

性交痛は、実は主に粘膜が薄くなった際に起こる“摩擦痛” です。

腟が乾燥すると、

粘膜が裂ける(小さな傷) → 痛い → 避ける → 萎縮が進む

というスパイラルに陥ります。

これは

“心の問題”ではなく“組織が弱っている” ために起こります。

🚫【4】GSMを放置すると?

性交痛が慢性化 膀胱炎を繰り返す 尿道痛・外陰部痛 パートナーとの距離が広がる 性生活が途絶える

多くのご夫婦で、

“どちらが悪いわけでもないのに距離が広がる”

という悲しい状況が生まれます。

しかしGSMは

治療すれば改善が望める疾患です。

💗【5】GSM治療:実は選択肢が豊富

以下の治療を組み合わせ“個別化治療”を行います。

🔹① フェムケア:外用保湿・鎮痛サポート

ワセリンやオイルで乾燥を防ぎます。

粘膜の乾燥で乳酸菌の活性低下が起こり、細菌感染などを起こりやすくなります。

🔹② エストロゲン補充療法(腟錠・腟クリーム)医学的に強く推奨される第一選択。短期間で潤いが戻ります。乳がん治療中の方は要確認です。

🔹③腟レーザー治療(CO₂ / Er:YAG)

腟粘膜の血流改善・膠原線維の再構築。コラーゲン再構築されふっくら粘膜が再生されます。

潤い・厚みが戻り、性交痛・乾燥が改善。

🔹④ 腟内乳酸菌治療

pHを正常化し、腟炎・再発性膀胱炎を予防。

🔹⑤骨盤底筋評価

骨盤底筋の痛みが原因である事もしばしば。筋肉なのか粘膜が原因なのかを見極める!

GSM+MPPSの混在例も多いため、診断が重要です。

🌈【まとめ】

GSMは、

閉経による身体の変化=治療すべき“疾患” です。

性交痛・乾燥・膀胱炎……

これらは“年のせいだから仕方ない”ではありません。

治療により、

潤い・快適さ・性の満足度は取り戻せる可能性があります。

そしてそれは、夫婦関係にも大きな変化をもたらします。

🏥 日本橋骨盤底診療所(NPFC)

▼公式ホームページ

👉 https://npfclinic.jp

▼ご予約はこちら(24時間受付)

👉 https://ssc5.doctorqube.com/npfclinic/

GSM(閉経関連尿路性器症候群)、性交痛、再発性膀胱炎、腟内pH評価、腟粘膜評価まで専門的に診断し治療を提案します。

治療オプションはお一人おひとりの症状に合わせて最適化します。

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