「下腹部がいつも気持ち悪い。」
「膀胱がムズムズする。」
「尿が近い。」
「膀胱炎のような症状が続く。」
このような症状で悩まれたことはありませんか?
50代の女性が受診されました。
症状は、下腹部の不快感と膀胱のムズムズ
約5年間、原因が分からず、さまざまな医療機関を受診されていました。
最初は「膀胱炎」と診断され、何度も抗菌薬による治療を受けました。
その後は「間質性膀胱炎かもしれない」と言われ、別のクリニックでらDMSO膀胱内注入療法を受けられました。
また別のの医療機関では、「間質性膀胱炎ではなくGSM(閉経関連尿路性器症候群)」と診断され、インティマレーザーやモナリザタッチによる治療をそれぞれ受けられました。
さらに、「骨盤内のモヤモヤ血管が原因ではないか」と説明され、血管内治療も受けられています。
その後はペインクリニックにも通院されました。
それでも症状は改善せず、「もう原因が分かりません」と当院を受診されました。
このような経過を聞くたびに、胸が痛くなります。
実は、同じような経過の患者さんが多く、骨盤底筋になかなか辿り着けていないのが悲しくなります。
皆さんが歩く、こんな長い同じような道を通って来るのはなぜなのか?
ブログを読んでくださっている方は、「またMPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)の話ですね。」と思われるかもしれません。
その通りです。
しかし、それだけ見落とされやすい病気です。
骨盤の痛みや違和感の原因は一つではありません。
膀胱、婦人科疾患、神経、血管などが原因となる方ももちろんいらっしゃいます。
一方で、骨盤底筋や筋膜が原因となる「筋筋膜性骨盤疼痛症候群(MPPS)」は真っ先に考えるべき疾患と言えます。
原因が違えば、当然治療法も異なります。
MPPSは、骨盤底筋の緊張を改善し、筋肉や筋膜の血流を回復させることが症状改善につながると考えています。
だからこそ、治療を始める前に、骨盤底筋の状態をしっかり評価することがとても重要だと感じています。
「膀胱が悪い。」
「膀胱炎を繰り返している。」
「間質性膀胱炎かもしれない。」
そう思っている方の中にも、骨盤底筋の問題があるかも知れません。
何年も原因が分からず悩んでいる方ほど、一度「骨盤底筋」という視点から診てもらう価値があります。
もし、どこへ行っても原因が分からない。
治療を受けても良くならない。
そんな時には、
「もしかしたら骨盤底筋かもしれない。」
そんな選択肢を思い浮かべていただけたら嬉しく思います。
日本橋骨盤底診療所




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