6件の日帰り手術を終えて考える「患者さん」と「日本の医療」を支える日帰り手術

日帰り手術の価値が、患者さんだけでなく、日本の医療全体を支える

本日は、日帰り手術を6件行いました。
  • 間質性膀胱炎(ハンナ型)に対するTULA焼灼術 2件
  • 腹圧性尿失禁に対する尿道スリング手術 2件
  • 前立腺全摘後尿失禁に対するPRP手術 2件

無事にすべての手術を終えることができました。

・TULAについて

https://npfc.jp/tula-bladder-cancer/

・尿失禁手術について

https://npfc.jp/紹介/worriesurinary-incontinence/day-surgery-urinary-sling/

・前立腺全摘摘除後の尿失禁治療(PRP)

https://npfc.jp/紹介/worriesurinary-incontinence/尿漏れの再生治療-prp治療-前立腺全摘除術後/

日帰り手術というと、「患者さんが早く帰れる治療」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。

もちろん、それが大きなメリットです。

患者さんにとっては、

  • 入院のために仕事を何日も休まなくてよい
  • 家族の付き添いの負担が少ない
  • 医療費や入院費を抑えられる
  • 慣れた自宅でゆっくり回復できる
  • 社会生活への復帰が早い

といった多くの利点があります。

しかし、日帰り手術の価値はそれだけではありません。

もし同じ手術をすべて入院で行うと、実は非常に多くの医療スタッフが関わることになります。

例えば、

  • 外来受付
  • 入院手続き
  • 入院オリエンテーション
  • 麻酔科外来
  • 病棟での手術準備
  • 手術室スタッフ
  • 術後管理
  • 食事の提供
  • ベッド管理
  • 夜間の看護
  • 翌日の診察
  • 退院指導
  • 会計
  • 次回予約

など、一人の患者さんのために多くの工程と人員が必要になります。

もちろん、入院が必要な手術や患者さんも多く存在します。

今は医学の進歩によって安全に日帰りで行える治療まで入院で行い続けることは、これからの医療を考えると見直す余地があると思います。

日本では医療従事者の人手不足が深刻化しています。

限られた医療資源を、本当に入院が必要な患者さんへ集中させることも重要です。

日帰り手術は、患者さんの負担を減らすだけでなく、医療スタッフの負担軽減や医療費の適正化にもつながる可能性があります。

日帰りで安全に提供できる先進的な治療は、今後さらに広がるべきだと考えています。

そのためには、「ただ早く帰る」ことが目的ではありません。

安全性を最優先にしながら、質の高い医療を維持し、患者さんの生活と日本の医療の両方を支える仕組みを作ることが大切です。

日本橋骨盤底診療所では、これからも患者さんにとって最適な治療方法を考えながら、「日帰りでできることは日帰りで」という新しい医療の形を追求していきたいと思います。

日本橋骨盤底診療所

https://npfclinic.jp

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