日本女性骨盤底医学会に参加してきました。
今回、日本橋骨盤底診療所からは、
- 川原田綺香院長 2演題
- 樋口久貴 1演題
- 安倍美紀 1演題
- 花輪美菜 1演題
- 私(安倍弘和) 1演題、そして座長
を担当しました。
それぞれが日頃の診療や研究成果を発表し、多くの先生方と意見交換をすることができました。
今回、私が何より嬉しかったのは、日本橋骨盤底診療所が掲げる理念である
「陰に陽を」
その”陰”の部分に、多くの先生方が関心を寄せてくださったことです。
発表後には数多くの質問をいただき、さまざまなご意見をいただきました。
さらに、
「ぜひ見学に行きたい」
「講演をお願いしたい」
というお声までいただき、これまで参加してきた学会の中でも最も大きな手応えを感じることができました。
MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)への取り組み、GSM(閉経関連尿路性器症候群)へのアプローチ、多職種連携など、以前当院へ見学に来られた施設からも素晴らしい発表がありました。
私たちが発信してきたことを、それぞれの施設で発展させ、新しい工夫や成果として発表されている姿を見ることができました。
逆に私たち自身も多くのヒントをいただき、「まだまだ学ぶことがある」と改めて感じました。
学会とは、知識を発表する場であると同時に、お互いが刺激を受け、次の一歩につなげる場です。
今回担当したモーニングセミナーでは、
GSM(閉経関連尿路性器症候群)に関連する反復性膀胱炎に対するレーザー治療、そしてMPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)について講演しました。
内容は、
- 筋膜リリース
- レーザー治療
- 理学療法
- 体外衝撃波治療(ESWT)
- ハイドロリリース
- 高強度磁気刺激療法
など、診断方法から治療オプションまで幅広くお話ししました。
これまでは「本当にそんな病気があるのですか?」という反応を受けることも少なくありませんでした。
しかし今回は、
「診断できるようになりました」
「治療を始めて良い結果が出ています」
という声が聞かれる一方で、
「ここでつまずいています」
「このような症例ではどう考えますか」
という、より実践的で一歩踏み込んだディスカッションが多く交わされました。
この分野が確実に次のフェーズへ進み始めていることを強く感じました。
また今回は、同期である三輪先生が副会長を務められました。
三輪先生の熱い想いが随所に込められた学会であり、その存在が多くの先生方に与えてきた影響を肌で感じることができました。
同期として、本当に誇らしく、そして大きな刺激を受けました。
私も負けないよう、これからも切磋琢磨していきたいと思います。
「陰に陽を」
これは簡単なことではありません。
見過ごされてきた病気。
理解されなかった痛み。
相談できなかった悩み。
そうした”陰”に光を届けるには、診療だけでなく、研究、教育、そして発信を地道に積み重ねていく必要があります。
決して平坦な道ではありません。
それでも、一歩ずつ仲間が増え、理解が広がり、患者さんが救われる。
その積み重ねが、やがて医療を変え、時代を変えていくのだと思います。
今回の学会は、その未来を少しだけ見ることができた、とても充実した時間でした。
これからも日本橋骨盤底診療所は、「陰に陽を」の理念のもと、患者さんと医療者の双方に新しい価値を届けられるよう歩み続けたいと思います。






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