難治性過活動膀胱に対するボトックス治療という選択肢

「何度もトイレに行きたくなる」
「急に我慢できなくなる」
「薬を飲んでも良くならない」

過活動膀胱(OAB)は、日常生活の質を大きく低下させる病気です。

特に、

  • 頻尿
  • 尿意切迫感
  • 切迫性尿失禁
  • 夜間頻尿

などが続くと、外出や仕事、人付き合いまで制限されてしまいます。


薬を飲んでも改善しない過活動膀胱

過活動膀胱の治療は、

  • 行動療法
  • 骨盤底筋訓練
  • β3作動薬
  • 抗コリン薬

などから始まります。

しかし実際には、

  • 効果が不十分
  • 口渇や便秘など副作用が強い
  • 薬を増やしても改善しない

という方も少なくありません。

そのような方に対する次の治療選択肢として、
近年注目されているのが

「ボトックス膀胱内注入療法」

です。


ボトックス治療とは?

「ボトックス」と聞くと美容医療をイメージされる方も多いかもしれません。

しかし泌尿器科では、過活動膀胱に対する保険診療として使用されています。

ボツリヌストキシンを膀胱の筋肉へ注入することで、膀胱の過剰な収縮を抑え、

  • 急な尿意
  • 頻尿
  • 尿漏れ

を改善していきます。


実際の治療は?

当院では外来で膀胱鏡を用いて行っています。

細いカメラを尿道から挿入し、膀胱の筋肉へ少量ずつ薬剤を注入します。

治療時間は比較的短時間で、日帰りで施行可能です。

治療後、数日〜2週間程度で効果を実感される方が多く、

  • 「久しぶりに映画を最後まで見られた」
  • 「夜中に何回も起きなくなった」
  • 「外出が怖くなくなった」

という声も少なくありません。


注意点もあります

一方で、全ての方に適応となるわけではありません。

ボトックス治療後、

  • 尿が出にくくなる
  • 残尿が増える
  • 尿路感染症

などが起こる場合があります。

そのため、

  • 本当に過活動膀胱なのか
  • 他の病気が隠れていないか
  • 骨盤底筋の問題ではないか

をしっかり評価することがとても重要です。


「頻尿=膀胱だけの問題」ではない

近年、頻尿や残尿感の中には、

  • 骨盤底筋の緊張
  • 筋筋膜性骨盤疼痛症候群(MPPS)
  • GSM(閉経関連尿路性器症候群)

などが関与しているケースも多く経験します。

つまり、

「頻尿だからすぐボトックス」

ではなく、

  • 膀胱
  • 粘膜
  • 神経
  • 骨盤底筋
  • ホルモン

を総合的に評価した上で治療選択を行うことが重要です。


我慢し続けないでください

「年齢のせいだから」
「薬しかないと思っていた」

そう思われている方は非常に多いです。

しかし、難治性過活動膀胱に対しては、ボトックス治療という選択肢があります。

頻尿や尿意切迫感で困っている方は、一度ご相談ください。


日本橋骨盤底診療所

日本橋骨盤底診療所

骨盤底筋、GSM、慢性骨盤痛、頻尿、尿失禁など、
「どこに相談して良いかわからなかった症状」に対して、総合的な評価と治療を行っています。


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