「先生!また良くなりましたよ!」
診療の合間、看護師から嬉しそうな声が聞こえてきました。
実は、その看護師が以前こんなことを素直に話してくれたことがあります。
「最初は骨盤底のこと、あまり興味がなかったんです。」
思わず心の中で、
「え〜!」
となりましたが(笑)、正直に話してくれたことが印象に残っています。
最近は性交痛や、座っていられないほどの骨盤の痛みを訴えて来院される患者さんも増えています。
診察で原因となる筋肉を評価し、
「筋膜リリースお願いします!」
そう伝えて私は次の患者さんの診察へ向かいます。
しばらくすると担当した看護師が戻ってきて、
「痛みのNRSが8点から2点になりました。」
と嬉しそうに報告してくれました。
患者さん自身も笑顔になり、その表情を見た看護師もまた嬉しそうです。
筋膜リリースの効果だけではありません。
患者さんは施術を受けながら、これまでの経過や不安、医師には話しきれなかった思いを自然と話されることが少なくありません。
その話に耳を傾け、寄り添い、安心していただく。
これは看護師だからこそできる大切な役割だと感じています。
経験を重ねるたびに筋膜リリースの技術も向上し、「患者さんが良くなる」という成功体験が自信へとつながっていきます。
現在の日本では、泌尿器科や婦人科の日常診療の中で筋膜リリースを取り入れている施設は、まだ多くありません。
しかしMPPS(筋筋膜性骨盤痛症候群)の治療では、「その場で症状が軽くなる」という体験が、患者さんに病態を理解していただく上でも非常に大きな意味を持ちます。
医師が診断し、理学療法士が身体機能を評価・施術で改善し、看護師が施術と心のケアを担う。
この多職種連携があるからこそ、患者さんは身体だけでなく心も軽くなって帰っていかれます。
「先生!また良くなりましたよ!」
そんな報告が聞こえてくるたびに、スタッフの成長を嬉しく感じます。
頼もしい看護師、理学療法士に囲まれ、この診療所はこれからもっと多くの患者さんのお役に立てる場所になっていく。
そんな未来が今からとても楽しみです。
日本橋骨盤底診療所




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